カバー・ハウジング・スリーブ 製作事例｜今製作所（東京都大田区）

旋盤にて内径加工の後、5軸マシニングセンターにて多面加工を行っております。同時多面加工のため、通常の縦型マシニングセンターと比較するとリードタイムが約半分に短縮することが可能です。また、通常6回クランプするところを、2クランプで抑えることができるため、正確な幾何公差（1000分台）を実現しています。

この形状を５軸加工以外で実施する場合は、２部品以上で構成することになりますが、５軸加工ならエルボ部分も含めて一体で加工することが可能です。

また、一体物ならば一般的にはダウンサイジング・軽量化・剛性を高めるなどの機械特性の向上が見込めます。

外形からの公差穴が多く、加工する順序を工夫しながら行っています。

加工順序を間違えると工具の欠損につながるため、熟練が必要な加工です。

パイプ材がないために無垢材からのドリル・ボーリング加工を行っています。

側面に並行する２か所２平面があり並行度公差が0.05のため、C軸を用いた180°の精度が必要な加工です。

複合加工機の場合は回転軸方向の精度が1/1000単位で制御できるため、高精度な加工が可能です。

多面加工な必要な形状のため複合加工機で旋盤加工と一部の穴あけ加工・フライス加工を行い、他の加工面を５軸マシニングセンターで行うことで、通常６工程の加工を３工程で行いました。

大径のシームレスパイプ（SS400)から加工しています。適切な材料を選択することでコストダウンを図っています。

大径のシームレスパイプ（SCM435）から加工しています。多数の穴が外径端面から交差しているため、複合加工機で加工することでコストダウンと短納期化を図っています。

大型のシームレスパイプにアニール処理を施すことで、経年寸法変化をできるだけ少なくしております。

φ250のデンスバーからの加工品です。内径と両端面の直角度が重要な部品です。

直角度は0.005以内の精度でできています。

この部品は旋盤フライス加工のあと、焼入研磨まであります。

円筒度、直角度、寸法公差、すべてミクロン精度のため、高い精度保証のできる協力会社が研磨加工を行っています。

この部品は水道環境設備に使う部品です。

使用用途に応じてステンレスの材質は変わりますが、一般的な材質であればほとんどのものに対応します。

この部品は、注文数が100個と多かったため、S45C φ80の材料の丸棒から連続的に製作しました。バー材から第1工程・第2工程まで連続して加工することで、大幅なコストダウンと、リードタイムの短縮を図れました。

こちらの部品は、内径の取り代が多い加工で、加工時間短縮のため、特殊な工具を使用し、コストダウンを図っています。外径の溝加工も加工時間短縮のために、旋削加工とミーリング加工を組み合わせています。