5軸加工による多面加工のメリット
5軸加工機で多面加工を行うことのメリットは、QCDの向上を実現できることです。
多面加工を行う際、通常の加工機(3軸加工機)だと、加工面を変更する度に、段取り替えや掴み替えを行う必要があるため、
・ワークの位置ズレによって、加工精度が低下することがある
・傾きごとに専用の治具を製作する必要がある
・段取り替えの時間がかかる
といったことに繋がってしまいます。
一方、5軸加工機では、1回の段取りで多面加工ができます。そのため、
・Q:ワークのつかみ直しによる位置ズレがないため、加工精度と幾何公差が低下しない
・C:段取り時間を短縮することができるため、コストダウンに繋がる
・D:ワークの角度や向きを自在に制御できるので、専用治具が不要になり、 リードタイムの短縮が可能
といったQCDの向上を実現できます。
動画でわかる多面加工
2台のバイスを使用した多面加工です。
φ100、長さ1m丸材からの□70削り出し加工例です。
当社の5軸加工機 VARIAXIS j-600/5x
「VARIAXIS j-600/5x」は、XYZの3軸に回転(C)と傾斜(B)を加えた5軸マシニングセンタです。1クランプで5面同時加工と、5軸同時加工ができます。そのことで、10,000分の1単位での長さと角度の制御が可能です。1回の段取りで正確な5面加工や、インペラや曲面ブレードなどの5軸制御が必要な複雑形状の加工が可能です。
5軸加工機による多面加工事例
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